悲しみの消費

 

 

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

という映画が好き

 

 

なのだけど、

根本として実在する悲しみを少なからず「エンタメ」として消費してしまうことに

昔からかなり抵抗感が大きい

 

 

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

9.11が題材の一つになっていて

例えばこれが東日本大震災が題材なのだとしたら感動よりも先に抵抗や嫌悪が来てしまう気がする

 

 

 

どちらも自分や近しい人に何かあったわけではないのだけど

自分にとって9.11よりも東日本大震災の悲しみの方が近くに感じているということなんだろう

 

 

その距離感だけで抵抗感を抱くどころか「素晴らしい映画だ」と感じてしまう自分が恐ろしい

 

 

娯楽でもあり、啓蒙でもあり、

忘れないことが1番大事なのだとよ言えるのかもしれないけれど

 

 

好きだけど、それを好きと思うことが

果たして本当に正しいのかわからない、ずっと